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セックスレスにならない夫婦の思考パターンが判明

夫婦は一緒にいる期間が長くなるにつれお互いに対する性欲は落ち、セックスの頻度や満足度は下がることがいくつもの調査から分かっています。

交際期間の長さがセックスの頻度に与える影響は加齢よりも大きいという研究結果が出ることもあります。

しかし性欲が落ちにくい思考パターンというものがあり、その考えを取り入れることで長期間一緒にいる夫婦や恋人でもセックスレスを解消できるかもしれません。

人間関係の目標と性欲のレベルは関係する

私たちが他の人とコミュニケーションを取るときの動機は2種類あるという考え方があります。

1つは相手と親密になりたいという「接近型」の動機でもう1つは対立を避けたいという「回避型」の動機です。これらはタイプも強さも人によって違います。

接近型と回避型

例えば妻や彼女に「綺麗だよ」と言う場合でも人によって動機は異なります。喜ばせようと思って言うのは接近型の人で、褒めないと機嫌が悪くなると思って言うのは回避型の人です。

接近型は親密さや楽しみ、成長、関係の発展といったポジティブな経験を追及する傾向があります。人間関係の目標をそこに定めるのです。

そしてこの接近型の思考が強い人は同じ人と長く一緒に過ごしていても性欲の低下が起こりにくいことが調査から分かっています。

接近型は性欲レベルが高いうえに落ちにくい

カリフォルニア大学の研究者が交際関係にある男性34名と女性35名を半年間に渡り追跡調査しました。

調査開始の初期段階で確認したところ強い接近型の思考を持つ人は性欲レベルが高いことが分かりました。

それから2週間ごとに性欲レベルを報告してもらったところ同じパートナーといる期間が延びるのに比例し全体的に性欲レベルは下がりました。しかし接近型の人はこの低下が少ないことが分かりました。

反対に強い回避型の思考を持つ人、つまり相手を不機嫌にしないようにしようという後ろ向きな動機や目標を持つ人にこのような傾向はなく、時間の経過とともに性欲のレベルは下がりました。

何のためにセックスをするのかも違う

他の人たちを対象にした調査では接近型はパートナーとの人間関係だけではなくセックスに対しても同様の思考を持つことが分かりました。

つまり相手が不機嫌になったり自分への興味を失うのを防ぐためにセックスをするのではなく、関係を親密にしたり相手を喜ばせたりするためにセックスをするということです。自分の性的快楽のためというのも接近型がセックスをする動機のひとつです。

そしてこのような強い接近型の性的目標を持つ人も性欲が強いことが分かりました。

接近型と回避型は完全に固定されたものではない

接近型の思考が強くポジティブな人間関係を構築しようとする人はセックスによって性的相互作用を生み出すことも親密さを増す方法になると捉えているといえます。そのため同じパートナーと長く一緒にいても性的欲求が落ちにくくなっている可能性があります。

また接近型の人は良いことがあった日に性欲が高まりやすく、悪いことがあった日でも性欲が低下しにくいことも分かっています。

接近型と回避型は完全に固定されたものではありませんから変えることができます。

セックスしないと相手が傷つくとか褒めないと相手が不機嫌になるという回避型の動機が強いカップルは少しずつ接近型の思考を取り入れてみましょう。

二人の関係を親密にしたりお互いに楽しみ、成長するということに目標を定めることが大切です。

参考にした論文:Maintaining Sexual Desire in Intimate Relationships: The Importance of Approach Goals.