
セックスレス解消法として質の良い睡眠をとることを推奨されることも多いですが「寝てないときに性欲が高まる」という人もいます。
果たして睡眠不足は性欲や興奮を高めるのか低下させるのかということですが研究論文を調べると両方の結果があります。
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睡眠不足の男は勃起しやすく、女は濡れやすくなる
たとえば男性は睡眠不足によって魅力的な女性の写真への反応が高まる、勃起しやすくなるという研究がありますし、女性は睡眠不足によって濡れやすくなる、性的興奮のレベルが高まるという研究があります。
睡眠不足はストレス要因に対する反応を高めるといわれますがストレス反応と性的興奮の生理的な経路には複数の共通する箇所があります。
なので睡眠不足が性的刺激に対する反応を高める可能性も考えられます。
睡眠不足による体調不良が性行為への欲求を減らす
反対に睡眠不足により性欲が低下し翌日にセックスをする可能性が低くなるという研究もあります。
体調不良や疲労感が性行為に対する欲求を減らしてしまうことなどが要因として考えられます。
このように睡眠不足が性的興奮を高める一方で、疲労感が性的行為への妨げになることもあるのです。

つまり睡眠不足で興奮が高まりやすくなった状態と疲れているので行動したくない状態のせめぎ合いが起こり、どちらが勝つかは人によって違うのではないかということです。
参考にした論文
・The impact of sleep deprivation on erotic erections
・The impact of sleep on female sexual response and behavior: a pilot study.