性欲が落ちた女性にはマインドフルネス瞑想が効果的

女性の性欲

調査にもよりますが年齢にかかわらず女性の3分の1以上が何らかの性的な問題を抱えているといわれています。

その中には性欲の低下なども含まれます。相談に来る女性の中にもセックスレスが長引いているせいで自分の性欲まで落ちた気がするという人もいます。

女性の落ちた性欲を高める方法は様々ですが、今回はマインドフルネス瞑想と女性の性欲について説明します。

マインドフルネス瞑想とは

まずマインドフルネスというのは「今この瞬間の自分自身の思考や知覚、感覚をありのままに意識すること」です。

頭の中にこんな思考が浮かんできた…。着ているシャツが肌に触れている…。太陽が暖かい…。といったようにありのままを意識するのです。

それに対して良いとか悪いとかなぜそうなっているのかといった判断はせずにそのまま自分の状態を意識します。

これを実践しやすくするための方法として瞑想があります。

つまりマインドフルネス瞑想とはありのままの状態を意識するための瞑想ということです。それによって心身の状態を良好に保つ効果があるとされています。

より詳しい説明と実践方法を知りたい人には『マインドフルネスストレス低減法』(北大路書房)という本がおすすめです。私も持っています。

著者はマサチューセッツ大学マインドフルネスセンターの所長であるジョン・カバット・ジン教授です。この手法の開発者ともいわれています。

マインドフルネス瞑想の科学的根拠について

瞑想というと胡散臭いイメージを持っている人もいると思います。カルト宗教や詐欺サークルなどがこういったセミナーで人集めをしていることも多いです。

しかし1970年代あたりから西洋医学やメンタルヘルス研究と融合されはじめたマインドフルネス瞑想はそういった科学的根拠のないものとは一線を画します。

マインドフルネス瞑想が心と体の健康、幸福度などに良い効果をもたらすという実証的な研究が増えており、査読付き論文の数もここ数年でかなり増えています。

つまりマインドフルネス瞑想は科学的根拠のある手法ということです。

そして性欲や性機能を高める効果もあるという結果のものも発表されています。

短時間のマインドフルネス瞑想でも落ちた性欲を改善できる

マインドフルネス瞑想が女性の性欲低下を改善するという研究は複数あります。

例えばブリティッシュコロンビア大学のロリ・ブロット博士らの実験では性欲が落ちたり性機能に問題を抱えていると感じている女性にマインドフルネスのセッションを提供したところ性欲、性的覚醒、濡れ具合、セックスの満足度、性的機能を有意に改善したという結果が出ています。

さらに博士らが2018年に19歳から70歳までの女性行った調査では瞑想をしている女性はしていない女性よりも性欲および性機能ともに高いことが判明しています。

しかもこの瞑想については頻度や期間による違いはありませんでした。つまり気軽に瞑想を実践している人でも性欲と性機能が高かったということです。

性欲が落ちたと感じている女性は短時間でも良いのでマインドフルネスの思考と瞑想を取り入れてみてはいかがでしょうか?

性欲の回復だけではなくストレスを減らしたり気分を良くしてくれる効果も期待できます。

怪しいワークショップに注意

マインドフルネス瞑想を実践したい女性に知っておいてほしいことがあります。

それは高額商品を売りつけたりお布施を集めたりするためにこれらのセミナーやワークショップを開催している人たちも多くいるということです。

詐欺でなくとも自称専門家が高額な参加料を取っているところもあります。

マインドフルネス瞑想についてはマサチューセッツ大学やスタンフォード大学で専門のコーチを認定していますが、日本でこの資格を持っている人はほとんどいません。

たいていは自分たちで勝手に作ったような権威も専門性もない資格ですから騙されないようにしましょう。

マインドフルネス瞑想は誰かに教わらなくとも、本を見れば気軽に実践できるものなのです。

参考文献
Lori A Brotto, Rosemary Basson. (2014). Group mindfulness-based therapy significantly improves sexual desire in women.
Iulia Dascalu & Lori A. Brotto. (2018). Sexual Functioning in Experienced Meditators.

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