夫婦関係を改善するには禁欲が効果的かもしれない

解消法

人間には自分のことは自分で決めたいという欲求があります。そのため何かを禁じられるとその自由が奪われる危機と考え反発したくなります。

これは夫婦間の性欲においても同じことが言えるかもしれません。

自分の意思以外の理由で禁欲しなければならないとき、それに対する反発心が性欲を高める可能性があります。

この仕組みを使うことで夫婦関係の改善ができるかもしれません。

コンドームの使用を禁止する宗教

日本人には理解しにくかもしれませんが宗教の戒律を厳格に守って生活している人は少なくありません。

それらの戒律の中にはセックスのときに人工的な避妊をしてはいけないというものもあります。つまりコンドームを使ったり膣外射精を禁じているのです。

旧約聖書『創世記』の登場人物であるオナンは死んだ兄の妻と結婚させられましたが、子供を作らないようにするためセックスのときに膣外射精しました。それが神の怒りに触れ処刑されてしまったのです。

このストーリーからも分かる通り膣内に射精しないことは重罪と考える宗派もあるのです。

余談ですがオナンの行為から膣外に射精することをオナニーと呼ぶようになり、やがて自慰行為を指すようになったという説があります。

禁欲している夫婦は離婚率が低い

宗教上の理由によりコンドームの使用や膣外射精が禁止されている人たちは妊娠可能性の高いタイミングでは禁欲せざるを得なくなります。

つまり女性の月経周期を考えると月に一度は禁欲しなければならないときがくるのです。

これは夫婦関係にとって良いことでしょうか?悪いことでしょうか?おそらく良いことです。

コンドームや膣外射精によらない自然な避妊を行っている夫婦のほうが関係への満足度が高く、離婚や別居をする可能性が低いことが複数の研究から分かっています。

これは必ずしも禁欲でムラムラすることでセックスレスになりにくいことだけが理由ではありません。一緒に戒律を守ることで共感し合えるなど複数の要因が考えられます。

しかしそれでも禁止されることで対象への興味を失いにくくなる効果は高いと思います。

※宗教の価値観を持っていることが離婚や別居をしにくくしている可能性もありますが、それらの要因をコントロールした後でも自然な避妊をしている人たちの方が関係が上手くいっていることが分かっています。

胸やお尻を冗談のノリで触らせるな

人間は禁止されたことほど興味が沸きやすくやってみたくなることがいくつもの心理学実験で明らかとなっています。

そしてこれは夫婦関係に当てはまることです。セックスレスだけどスキンシップはある状態が危険な理由の中でも説明しましたが、夫からみていつでも気軽に触れることのできる存在になってしまうと飽きられやすくなります。

スキンシップは大切ですが胸やお尻を冗談のノリで触らせるのは禁止したほうが良いでしょう。

また生理期間中はセックスも含めた性的な接触はしないというルールを二人で決めて守ることでマンネリせずにいつまでも良い夫婦関係を維持できるかもしれません。

参考にした論文
・Marital Functioning in Couples Practicing Periodic Abstinence for Family Planning.
・Natural Family Planning and Marital Chastity: The Effects of Periodic Abstinence on Marital Relationships.

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